「Under the Banner of Heaven S1E6/アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実 シーズン1 エピソード6」
Lafferty家の人間(男たち)がどんどんおかしくなっていくのが怖い.
おそらく,,全体のプロットは難しくないのだろうけど,Jeseph Smith,Brigham Youngの再現フィルムとの関係性,視点がいまいちわからないシーケンス,とはいえ,一応,画面に出てきている者からの視点だけで断片的に明かされる事実,,など,,パズルのピースのバラバラ感が半端ない.
もちろん,これらがぴたっときれいにおさまるのだろうけど,,
それと,月並みだが,宗教って怖いなぁ,と思わされる.結果がどう出るかはその人次第かも知れないが,基本的に,思考停止がベースだと思えるのよな,,そして,いつだって,思考停止自体がプラスのことはないと思う.
優等生すぎる感想でしょうか,,,
==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)
・The School of Prophets
Lafferty家で,Ronたちの母親から話を聞く.4人のうちの残りの2人がChipとRickyと呼ばれていたことがわかる.
School の様子,Ronの様子がBradyにより語られる.
Ronは,純粋なモルモン教というのを探し求めていた.それを実践すれば,Diannaがもどってくるのでは,,と考えていた.
真実の探究の旅として,オレゴンのある男を訪問していた.そこではその男がthe oneとして君臨し,一夫多妻制が採られていた.したくないことはしなくてよい,という,その考えにRonは,Diannaもこの状況を経験してほしいと思った.
Ronは実家に戻ると,そこでは,Danが預言者Oniasを連れてきていて,彼のもとでレクチャが進んでいた.彼は一夫多妻制を支持し,白人至上主義を唱えていた.Onias自身は,ガイドであって,神の声として,6人を選び出せ,それにより,city of refugeを建設できる,と考えていた.
そして,その6人はRonたち兄弟,と考えていた.
Ronは当惑したが,最終的に,Oniasの考えに同調し,自分がthe oneだ,と思うようになった.
・Allen と Brenda
BrendaはAllenが兄弟とばかりつるんでいることで,育児がおろそかになっているとAllenに訴える.口論の際に思わず,AllenはBrendaを殴ってしまう.
Brendaは父親を呼び,父親は,Allenに世の中とうまく付き合っていく,ことを示唆する.
Brendaは,離婚を考えたが,姉妹のBettyのアドバイスに従い,まず,教会に意見を聞くことにした.
Allenは,過去の話はしたくない,議論したくない,という教会の人に講義して立ち去る.Brendaは残り,離婚したい旨を伝える.
教会は離婚の代わりに,Brendaが核になって,家族がばらばらになることから家族を守れ,と指示する.
Jebは,Brendaの姉妹BettyからうけとっていたBrendaの手紙をAllenに見せる.Allenは,もっとBrendaの事を気にかけるべきだったと嘆く.
・Brendaのがんばり
教会はBrendaのもとに,Lafferty一家を救う手伝いをさせるべく,宣教師を送る.彼らは,兄弟の妻たち,Sara, Linに助けを差し伸べるが,逆に,Matildaがやってきて,夫を子供から遠ざける妻たちには,血の贖罪(blood atonement)が必要,,と警告しにやってくる.つまり,,死が訪れる,ということだ.
そのころ,ビショップLowsは,Diannaとその子供たちを町から脱出させる.
・Jacob
Jacobが,コンビニで強盗を働いたテープを見るJeb.Jacobは,Jebの家の方に去っていったという.
・Jebの苦悩
捜査を進めるに連れ,自身の信仰心が揺らいでいくのを感じていた.Allenは,それはかつての自分だ,といい,教会の歴史を見れば,男たちが自分たちの欲望を神の声だといっていたことがわかる,という.
証拠品として押収されているはずの,本当の教会の歴史の本をJebにすすめる.
Jebは家のガレージで,夜,一人,その本を読んで涙する.
・Billy
山の中で捜索中,Oniasが姿を表す.車に銃を置いて,自分の家の中であれば,話をする,とBillyに伝える.
===
・クローゼット
わかりやすい演出として,,冒頭でBillyがLafferty家のクローゼットを意味深に調べるシーンがあり,,靴が置かれているのわかる.別のタイミング(Jeb,Billy,Morris,BradyらがRonの母の家を去るとき)で,このクローゼットがまた映し出される.
ここになにかありますよ,ということで,,この奥に誰かの死体でもあるのじゃ,,,と.ただ,死んでいると強烈な匂いがあるから,そういうのじゃないのかな.
わからん.あのクローゼットになにがあったんだ?
・white lie ?
Brendaの実父は,モルモン教で禁じられているカフェインが含まれるチョコレートをAllenにすすめる.
教義どおりでなくても良い,ということを遠回しに説明した,と思ったがそれでよいのかな?
また,Jebは,母親をなだめるために,嘘の祝福をする.簡単に騙せたというJeb.しかし,,これは,よくないことなのか? そんなことはない,という話の流れと思った.
この程度問題,というか,どこで線を引くかというのは前もってきちんと定義することは難しそう.常識の範囲で,とかになりそう.
けど,より良い人間関係を保つためにつく嘘は,もしくは,教義から離れることは必ずしも悪ではない,,そういうことを言わんとしているのかな,と.
・Allen vs. 教会 (教義)
Allenは,過去の出来事を現在の教義に照らしてどう整合性をつけるのか,と教会の人間に迫る.しかし,教会側はそれには答えられない.
Allenは原理主義ではないが,信心深い(教義にきっちり則っている)という生き方をしてきたので,矛盾のない整合性のある話を知りたいと思っている.
JesephやBrighamの行動が,正当化できないと思ってしまったら,その不整合に目をつむることが,逆に許すことができない,となる.矛盾に気づかない間は,全く問題がない.それは,いわば,少し前のJebの状況だ.
・教会の考え
BrendaにAllenを見捨てるな,がんばれ,と言ってしまう教会は,,やっぱり,なんだかな,という気はする.あれは公平にBrendaのことを想っていたとは思えないな,,
・Ron
Ronは,純粋にDiannaを取り戻したいと思っているような気もする.また,単に一家のリーダーでありたいと思っている,だけ,のようにも少しは思える.Dan以下は,もうDanに心酔していて,一家のリーダとして,推進してくれる象徴的なものをRonに求めていて,Ronはその期待に応えようとしている感じがする.
違うかな,,
Danは明らかに,信仰に基づく暴走で,Ronは,そこよりは,皆のリーダーになりたいということで,メンバーが暴走するので,自分も暴走,ということじゃないだろうか.
も.
・Allen覚醒
核心をついた言葉だった.男は自分の願望を神の声と言って,全てを正当化した.
それをすごい規模でシステマティックに実行したのが,このモルモン教(の初期)だと言える.
しかし,,今の時点でそれを冷静に語れるというのに,もっとBrendaの側に立ってやれてなかったのか,,
状況的には,実はそうなっていて,Brendaとも仲良くやっていて,兄弟たちと疎遠になり,School of Prophetsの集まりには参加しておらず,Ron,Danたちがやばいことになっているという近況がわかってなかったということだったのか,,そういうことか.
・Onias, Bradyの役目
こいつらはどういう立場なんだろうか,,
Oniasは白人至上主義も含めて,一夫多妻制を取り戻したいような感じだったが,こいつはあくまでも,自分はthe one を導く役目だ,と考えているようで,あわよくばリーダーになる,というような素振りは一切ない.
考えとかはどうかしているが,組織の中の立場としてはめちゃくちゃわきまえている,という感じなのか.ガイドの役目を神から承った,という考えなんだろうか,,
Bradyは良き家族人みたいな雰囲気を出していたが,,いろんなこと考えているうちに,こいつがどうやって出てきたか,,
Allenの家の前で,隣の人に見つかっていた4人が乗った車,その4人のうちの2人がOniasとBradyと思っていたが,全然ちがうのか,,混乱してきた.
今回ChipとRickyってのが出てきたし,,
もう一回おさらいしてから最終エピソードに臨むのがよいか,,うーん,,
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