「The Crowded Room S1E10 シーズン1 エピソード10」
順当なオチだった.
あまりにひどい経験があり,その最中に,それから逃避するために全く違う人格を作り上げる,という話なので,そのひどいことがほんまに酷くて,そっち側を掘り下げるとほんと凹む内容.
つくりように依っては,多重人格にもっとスポットを当てるパターンもあると思うが,このドラマは,そっちには行かなかった感じがある.
母親との(とりあえずの)最後の会話はなんか,,辛かったな,,,
例によってちょっと不満もあるけどなぁ,,,,,,
==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)
刑務所の中で,辛さのあまり自殺を図るDanny.
そこにAriannaがあらわれ,なんとか一命をとりとめるDanny.
Stanは,ベトナム戦争での出来事からPTSDに悩んでいる.それを見て,Ryaは,人は,つらいことがあったとき,自分を責める.どうしようもなかったことでも理由を見つけて自分を責める,,と諭す.
しかし,それが,Dannyに,性的暴行があったことを証言させる手だと気づくRya.
法定で最後の証人としてDannyを指名するStan.
DannyでなくてJackが証言する.継父が憎くて脅そうとした.責任は取る,と責任を認めてしまう.
Stanが,Adamのことを質問し続け,Adamが実際には存在しないことにDannyが気づいたとき,Dannyは,Adamは自分自身だと認める.
そのやり取りを見て,陪審は気づく.評決は満場一致で,心神喪失だ,と.
Dannyは治療を受けることになる.
2年が過ぎ,Ryaと始めて面会する.
母親のCandyが訪ねてきたときのことを話すDanny.しかし,母親はそれから一度もあらわれていない,,
これからは,Adamの守り役として生きていく,,と笑うDanny.
===
・救われたDanny
うーむ,,見た通りの内容だったかな.
最後,すべての人格がDanny自身に統合されて,,,という流れだったが,実は,Adamだけは,純粋なイマジナリーフレンド,として残ったようだ.
Adamになるのではなくて,Adamの存在を認識して守らないと,,ということか,,
Adamはあの納屋の地下で死んでいた.つまり,JackがYitzahkを殺したように,不要だから,ということで殺されたはずだ.理由は,Marlinを喜んで受け入れたから,,と.
ひどすぎることが起こって,人格が壊れてしまう,,ということの一形態なんだろな,と.
・Candy
今ひとつ,納得がいかないのは,,RyaとCandyがAdamの話を普通にしていたシーンだ.(あったよな? ワタシの妄想?)
あれは,Candy自身も壊れていて,Danny自身が被害を受けていたことを受け入れられなくて,普通にあんなふうに回答してしまった,,ということと解釈しているが,,そういうハイコンテキストな話だった,ということか? ならば,,いいかなぁ,,
その辺,もうすこし,,ドラマチックにできたのかなぁ,,と.
Dannyは壊れてAdamを創造し,同様に壊れていたCandyも完全にそれに乗った,,とかいうのが陽に示される流れでもよかったのかなぁ,,,と.
Dannyと母親の会話なんて,その,ハイコンテキスト版だと思うし,これもいいのかなぁ,,とは思うけど,,ちょっとモヤモヤ.
原作からの脚色はどうだったのかは全然わからないけど,うまいことしみじみおさめたってことかな.
弁護士のStan役の人,よかったなー.
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