「The Dropout S1E1/ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女 シーズン1 エピソード1」
とりあえず,,エピソード1を観た.めちゃくちゃ面白かった.この後どうなるか,,はわからないけど.
Amanda Seyfriedがポスターで主演とわかったから,,観た,くらいの流れやったけど,個人的にツボにハマるところがたくさんあって,,
かなり個人的なツボなので,他の人に水平展開はできないけど,,笑
途中の展開とタイトルで『Promising Young Woman/プロミシングヤングウーマン』的なものか,,と思ったら,たぶん違うね.
今後期待して観るとする.
==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)
2017年,Elizabeth Holmesは 自身が興した会社が連邦証券関連法に違反しているかどうかを調べる捜査のため証言していた.
2002年,彼女は,高校を卒業し,Stanford大学へ進学する前の夏に北京似短期留学した.そこで,Sunny Balwaniに出会う.
彼は,起業したソフトウェアの会社を4千万ドルで売却したばかりだった.WTOに加盟した中国がこれから世界の工場になると踏んで,中国語を学びに来ていた.
彼は彼女に好意を持ったようだった.
2002年 入学早々,Elizabethは,ある大学院研究科へ押しかけ,才能を見いだされて一緒に研究するようになる.
2回生(sohomore)になったとき,彼女は自分のアイデアをもとに起業しようと教授たちに相談していた.しかし,physicianの Phyllis Gardner はこのパッチから体内の情報を得て診断しようとする試みはうまく行かない,と断言する.
学生生活を楽しめ,と言われ,,学生のパーティに参加するものの,,記憶は定かではないが,,男子学生に乱暴されて,,結局また独りアイデアの深堀りに没頭する.
2004年3月,彼女は,また研究グループに戻り,新しいアイデアを取得した特許とともに研究仲間に披露する.
彼女は,大学を退学し,起業することにした.両親に頼んで,学費を起業資金にあてることにした.
彼女はEast Palo Altoにオフィスを構えることにした.そこは治安が悪く,発砲された流れ弾が飛んでくるような場所だった.
思い余って連絡をとったのは,たびたび連絡をくれていたが拒絶していたSunnyだった.
===
・Elizabeth Holmes
まず,,,彼女は,タイトル通り,急いでいた,のだけど,,このあたりのモチベーションがなんなのかわからない,,
たんに野心家だったのか,,金持ちになりたかったのか,,Steve Jobsになりたかったのか,,最初は青雲の志を持っていたのが,どこかで曲がってしまったのか,,
プロセスはこれから見ていくことになると思うが,原点がそもそもよくわからないな,,と.
部屋にJobsのポスター(実際にはAppleの製品のポスター)があったが,彼はどちらかというと,好きなことをしたかった人,という捉えられ方が一般的じゃなかろうか,,
たしかに,巷のビッグネームたちは,在学中に会社を起業している.Stanfordなんか,ほんとそんな人だらけだけど.
彼女は,うまく会社が回っていたときのインタビューにこたえて,自分は mission oriented な人だ,と表現している.
目的に向かって爆走している感じだ.
実は,後で述べることを観た後に知って,それで,これは実話ベースだと知り,余計に,彼女の行動原理がなになのかをはっきりしておかないと,,と思った.
見方によっては,起業資金のためにSunnyに近づいた,ってのもあるかもだしな.
(Sunnyは昔懐かしい 「Lost」のSayid Jarrah だ.腹,立派に出てるなぁ,,)
・East Palo Alto
彼女が最後,オフィスを構える,ということで車で訪れていたら,流れ弾が車にあたった,,というような場所.
当時,あそこは全米でもワーストクラスの犯罪の多い場所だったはず.
Palo AltoはStanford大学があり,いいところだったが,国道101を挟んで東側(East Palo Alto)は,,鈍感な人間でも一歩踏み入れるとやばそう,とわかるようなエリアだった.
実は,ワタシはあのころ,あの辺りから40分ほど南に下ったあたりに住んでいた.住み始めた最初の頃,Stanford大学の近くのStanford Theatre(日本でいうところの名画座?)に行ったついでに,そのあたりをドライブしていた.
で,,ふと気づくと,,道の舗装は剥がれているし,壊れた車が道路脇にあるし,建物の壁は汚い落書きだらけだし,,,という,あれ,さっきまでの雰囲気とまるで違う,,ようなエリアに入っていた.
さすがに,,ほんとにすぐに,Uターンしてその場所を離れた.後で調べてやっぱりな,,と思った記憶がある.
・特許 (US 7,635,594)
エピソードの最後の方で,2004年,彼女は研究室に戻り,何かレポートみたいなものをみんなに見せて再設計した,と説明している.
実は,あのレポートは特許の明細書だ.しかも,単に特許申請したものでなく,ちゃんと登録になったものだ.もともと,画面に映っていたのは特許用の図面っぽいな,と思って,ドラマとしてはマニアックだなぁ,,と思っていた.
で,普通はごまかすところを,ちゃんと,特許番号が映っていたので,とりあえず調べてみるか,,と調べてびっくり!!! 存在した. しかも,,発明者(inventor)の名前が,Elizabeth Holmes だった.
ええーーーーーーーーー !!!!!!
誰も興味ないと思うが,,,見てみたいと思ったら,まず,「Google Patents」を検索して,特許検索サイトへGo.そこの検索ウィンドウに「US 7,635,594」と入力して検索するとどんな特許か見ることができる.
青いバックの場所に[Download PDF]とあるので,そこからPDFのデータを見ると良い.ドラマ中の映ったのと同じ図面が出てくる.
この時点で,初めて,あーーーこれは実際の事件に基づいた話なんだ,と気づく(そのくらい知っておけよ,,と).
ただ,ドラマを楽しむためにあえて,事件は調べてない.
特許の話に戻ると,ドラマではやっぱり嘘がある.
この特許発明者は Elizabethだけではなくて,他に6名も共同発明者がいる.ドラマではそんなふうには見えなかった.
この特許は,申請日は2006年3月24日(厳密には2005年に遡るが,,)で,登録になったのは,2009年12月22日だ.
彼女が手に持っていたレポートのようなものは,本当なら,2009年12月22日以降でないと世の中に存在しないものだ(特許番号が付与されている).
まぁ,,,誰も気にしない所だけどな,,
ついでに,,彼女がどれくらいの特許に関わっているか調べると,ざっとみてUSだと100件以上ある.
内容は見てないのでなんとも言えないが,数としては,確かにかなりの数だ.Steve Jobsは,ざっとみて150くらいだ.
特許だけは,数だけではなんも意味ないけど,まぁ,それなりの規模感は分る.
0 件のコメント:
コメントを投稿