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2022年5月29日日曜日

[海外ドラマ] Shining Girls/シャイニング・ガール S1E1


「Shining Girls S1E1/ シャイニング・ガール シーズン1 エピソード1」



  相変わらずの不安そうな顔のElisabeth(この人,Elizabethじゃなくて,Elisabethなのね,,,)Mossのポスターを見て,観ることに.

  原題が Girls なので,少女たち,なんだけど,邦題は ガール になっててなんとなくニュアンスが違うっぽいけど,,いいのか??


  典型的な 信頼できない語り手 パターン.ほとんどのシーンがなにかしらのKirbyの妄想って可能性がある.

 記憶違いがすごいねん,,,では済まされないくらいの記憶違いが連発.設定が,すごい風呂敷広げた感じがする.

 こういう障害が実際にあるんだったら説得力もあるけど,,どうなんだろうな.

 うまく着地するのか,,

 エピソード1は,そのあたりを紹介しつつ,,過去の事件の精神的な後遺症に悩む女性Kirbyのお話で,未解決の事件の犯人がまた現れたかも,,ということがトリガ.


 ==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)

・1964年
   男が,家の前にいる女の子に話しかけている.馬の置物を置いて去っていく.また戻ってくる,,と.

・1992年
    4/13付のめもを書いている.
  そして,,4/13の一日が始まる.

・Dan 

  新聞社で働く.いろいろ問題を起こして,しばらく仕事を離れていたが最近復帰した.
 地下道で遺体が発見されたこと,それが2年前に行方不明になった女性 Julia Madrigal だということを突き止め,その事件の担当となる.

  偶然,Kirbyから情報を得,今の被疑者とは異なる真犯人がいる,と思うようになる.

・Kirby

  新聞社の資料室で働く.が,フロリダに引っ越ししようとしている.6年前に,男に体を切り刻まれかける.腹部に十字形の傷がある.
 犯人はKirbyの体の中に何かを残していったようだ.

 その事件の後に名前を変えた,,ようだ.

  事件の犯人の手口と同じような事件が起こったと担当刑事から連絡がある.そのあと,Danの取材メモを見て,被疑者とされる男性に会いに行く.もし,,,犯人だったら殺すつもりだった.

 声が違うということで,被疑者の家を出たところでDanに出くわし,事情を話す.

  Danが検視官に頼んで,Juliaの傷と,Kirbyの傷が同じか,つまり,同じ犯人であるか,を調べようとする.

 どうやら,,同じ犯人のようだ.犯人は,体を切るだけでなく,体の中に何かを残していく,,らしい.

・Jin

  プラネタリウムで働く.
 謎の男に襲われる.


 ===


・信頼のできない/おけない語り手

  すくなくとも,設定上,Kirby観点の場面はすべて,妄想の可能性がある.

 で,,あれ,なにか記憶障害もしくは,なにか,,この人,記憶に問題があるのでは,,というシーンは,,

  1) 仕事中,ランチに出かけ,帰ってきたら,,席が変わっている.
 2) 家に帰ると,猫がいるはずが犬だった.
  3) 検視官のIrisに診察してもらっているはずが,実はHowardだった.
  4) 家に帰ると2Bだったはずが,3Bだった.
  5) Rachelと住んでいると思っていたら,Marcusと住んでいた.

(他にもあるかも)

  さて,,1) は,視聴者も戸惑う.なぜなら,,ランチのために席を離れたとき,,は,確かに,壁際の席で彼女は間違ってないからだ.
 席を離れるシーンは引きで撮っていて,他の人もそこにいるため,客観的な場面に見えることから視聴者も戸惑うことになる.

  2)の方は,1)よりは幾分,戸惑いは少ない.彼女と猫だけが映っていただけなので,,彼女の間違いなのか,,と思えなくもない.

 この2つは,通常の映画とかで描かれる記憶違いと少し違う.
  事前にノートに,水漏れ,ゴジラのマグカップ,と記し,一匹の猫グレンデル,と記していることに矛盾しているからだ.
 なので,素直に素直に見ると,彼女の記憶とは違う世界が急に現れた,ように見える.実際彼女はそう言っている.

  3)もビジュアル的には1)に近い.客観的にみて,彼女は,壁の情報を見て,Danから友人のIris,を紹介してもらっている.

  4),5)は,,記録はないが,視聴者の記録(記憶)はある.事前に2Bで間違いなく,Rachelがいる家であることを見ているからだ.

  オカルト的な説明でなくて,これをロジカルに説明するにはどうすれば良いんだ,,


 ワタシがもっともアクロバティックにぶっ飛んでいる,と思うのは,Danが,バーで刑事と会うところと,その後の展開だ.
 バーで,話し始めに,検視官のIrisは大事な情報源だ,と言っている.
  後に,Kirbyを連れて,検視の現場に行くと,Irisがいる.Danの友人だ,という.
 つまり,バーでの話と,最初にKirbyが話す女性がIrisであるということは辻褄があっている.しかも,最初にIrisが登場した場面では,一切,Kirbyの視点は関係ない.

 だから,Kirbyが最初にIrisに診察してもらっている,というのは正しいと思うのだ.そこが間違っていると,Kirbyが関係しないバーの場面(過去の視聴者の記憶)まで訂正しないとならない.

 だから,Irisが本当はHowardだったのに,間違えてIrisと思っていた,というのは,どう考えてもおかしい.彼女はIrisを知らないはずだからだ.一方で,視聴者は,検視官にIrisというものがいる,ということは,Kirbyが関係しない場面での会話で知っている.

  しかし,しかし,,翌日,オフィスで,DanはHowardはびっくりしていた,とIris出ない方の記憶に準じて話をするのだ.

 今後,注目したいのは,Irisが出てくるのか,Howardが出てくるのか,,だ.どっちかはまぼろしなのか,,,実は二人いて混乱してただけなのか,,


 今の時点で,これをどうやって説明したら良いのだろう,,

・時系列

  1964年

    あの女の子は8-10歳くらいか,,

  1992年
  Kirbyは30前,,くらい?

  冒頭の女の子がKirbyかと思ったが,,,その方が下の考えにはしっくりくるんだけど,,
  同じようなことをたくさんやっているということだろう.


・体に残す,,,

  1964年

  しょぼいTom Hollandみたいな男は,馬の置物を残して去っていく.女の子は馬の置物はいらない,というが,「受け取るさ いつものように」という.

  これは,彼が犯行に及んで,その馬の置物を体に入れる,ということじゃないのかな.それを受け取る,と表現しているのかと.

  1992年
  
    Kirbyの部屋の枕元には,同じ馬の置物が置いてある.つまり,,Kirbyの体の中に入れらたのもあの置物,ということじゃないのか.

 
・犯人がやっていること

  -<輝きを見つける> 幼少の女の子に,馬の置物を渡す 
  -<奪い取る> 何年も経ってから,その女性(女の子)に近づき,犯行に及び,,置物を体の中に入れる 

  プラネタリウムの女性に,僕をおぼえてないか,,と言っているのは彼女が小さいときに,馬の置物を渡した,ということだろう.

 ということで,,被害者たちが Shining Girls (女の子たち)で,たくさんいる,と.
 だから,邦題のガール,,は違うよな,,と.

・蜂

 冒頭の女の子は,蜂を捕まえていた.男がそれを逃し,捕まえ羽をもいだ.
 1992年?に移り,プラネタリウムの事務所の机の上に,蜂の羽がもがれたものが置かれている.
 ,,,犯人の男がここまで入ってきて置いたということか? 
 蜂,は冒頭の女の子の話とはつながる.しかし,馬の置物でつながるのはKirbyの方だ.
 冒頭の女の子は,普通に見て,Kirbyのほうが近いし,,プラネタリウムのJinじゃないよなぁ,,
 じゃぁ,,犯人は常に蜂を使っているのか? でも,蜂は女の子が,捕まえていただけなんだけどな,,あの冒頭の話が犯人のすべての犯行の始まりだったのか??



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