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2022年5月25日水曜日

[海外ドラマ] Station Eleven/ステーション・イレブン S1E10


「Station Eleven S1E10/ステーション・イレブン シーズン1 エピソード10」



 

  なんかすごい大河ドラマを見たみたいな気持ちになるワタシは雰囲気に弱いのだろう.笑
 うまく言語化して説明できないのに,見終わって,ふうぅぅぅぅうっというため息,深呼吸をした最終エピソードだった.

  出だしから『Soylent Green/ソイレント・グリーン』の話が出てきてテンション上がる.笑 これ,,1973年の映画だけど,舞台は2022年!!!! 設定を聞いて唸る,,これは,制作側のお遊びじゃないかな,,と.

  最初の方で,「医者」という言葉が出てきたときから,Jeevan!!! どうやって二人は再会するのか,,とハラハラしておりましたよ.



 ==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)




- Miranda

  マレーシアのホテルで,Clark,Elizabeth,Tylerが Severn City Airportというところにいることを知る.
 そこは陸の孤島めいたところで,うまくすれば感染を逃れられる.
  Clarkたちが着陸した少し後にシカゴからの便が着陸したことを知る.シカゴから,ということは,感染している人が搭乗している可能性が高い.
 Mirandaは,パイロットと連絡を取り,誰も降ろすな,と依頼する.

- 配役・上演

  ハムレット 第三幕 第四場 ガートルード妃の部屋

  監督権をとりもどしたKirstenは,ハムレットをTylerに,ガートルード(ハムレットの母)をElizabethに,クローディアスをClarkに,と,配役する.

 劇中に入り込む,,ことで,その中の人になり,母,息子,そして父の友人と話をさせよう,というKirstenの試みだった.

 そして,一座,Tyler,Elizabeth,Clarkは演りきった.

- 子供たち

  空港には,Tylerに洗脳された子供たちが地雷を持って潜入していた.しかし,そのうちの一人を見つけたKirstenは,持っていたStation Elevenを子供に見せ,預言者の言葉はすべてここから来ていた,と教える.

  Tylerの合図がなかったので,子供たちはテロをせずに去っていく.

- JeevanとKirsten

  Sarahを弔う夜,群衆の中で二人は互いに気づき,,静かに抱き合った.

- ElizabethとTyler(とAlex)

  子供たちとともに,,去っていく. 

- 一座

 来年から,The Museum of Civilization も一座の巡回場所に加わることになる.
 Brianが一座に加わる.

- JeevanとKirsten

 再会を約束して,別々の人生に戻っていく.


 ===

・映画

 隔離が終わって,空港内を歩く一座.会話で,『Soylent Green/ソイレント・グリーン』という映画の話が出てくる.

 子供の頃,テレビで何度も観た気がする.傑作のたぐいではないと思うが,印象に残る,B級ディストピア作品.

 この中で,セロリを食べるシーンがある.あんなに美味しそうにセロリを食べるシーンを見たことがない.(というか,そういう記憶がワタシの頭に刷り込まれている)

  いろいろ言いたいことがある作品なので,,ぜひご覧ください.笑

 そうそう,,10年ほど前に,スタートアップの会社で Soylent社 ってのがあって,あきらかにこの映画を踏まえたビジネスで,それ,ええのんか? と驚いたことがある.(なんでか,は,ネタバレになるので言えない)


・Miranda

 なんとなんと,,空港のみんなが助かったのは,Mirandaの行動があったとは.着陸したばかりのときは,当然,生きている人も多かっただろうから,なんで出てこないのか,,みんなすごいストイックだな,,と思わなくもなかった.が,機長がドアを開けなかった,,,

 Station Elevenには,Mirandaが絶望の淵から這い上がるためのエネルギーが込められていたのか.入り込むことで,悲しみを乗り越えた,,と.
 それがあとあと,Kirsten,Tylerに影響し,また,それがクロスする,と.

  Mirandaは,ロジスティクスが仕事.AからBへ物を運ぶ,,Miranda自身も含めて,Station Elevenが,沢山の人のある地点からある地点への線を描いたとは言える.

・上演日

  Elizabethは,上演が終わったら,出ていけば良い,という.これって,Frankのアパートの,Kirstenの上演日といつ立ち去るか問題,と同じ構図,と想像させる.
 上演日まで待ったがために,,恐ろしいことが起こる,,,とみんなが予想したのじゃなかろうか.
 フリとしては,Tylerに洗脳された子供たちが地雷を持ってやってきている,ということがもうすでに示されていたし,,,

 が,そうはならなかった.

・Kirsten はパラノイア?

  数日間の隔離期間は,あってもおかしくない規則のような気がする.Sarahが倒れてしまったのは別の問題だし,Sarahに会わせないのも,隔離しているからということで素直な気もする.

  Clarkは確かに,一度知られたらやばい,みたいなことを言っていたが,Kirstenのほうの,捉えられている,と考えるのは,,妥当なのか,被害妄想がすぎるのか,,

・ハムレット

  ハムレットの父親が死に,すぐに,父親の兄弟(クローディアス)と母(ガートルード)が再婚,クローディアスが父親殺しの犯人と知って,復習を誓う,,そんな話のはず.

 で,,ハムレット:Tyler,ガートルード:Elizabeth,クローディアス:Clarkって,,当てはまり過ぎじゃないか.笑

  Tylerからしてみれば,ElizabethとClarkが,父Arthurを殺して,そのあとよろしくやっていた,,ということではないものの,二人は父Arthurのことをよく言わなかったし,Arthurを知らないTylerにとっては,よい父親像というのを殺したも同然と言える.
 なので,クローディアス:Clarkを殺そうとするところは緊張が走る.が,物語通り,あの場面では実際の殺人は起きない.あの場面を演じることで,擬似的なf復讐ができた,ということか,,

 何度か出てきた,物語(芸術)の中に入り込んでしまう,,ということがまさに行われて,それが故に,実世界にもフィードバックがあり,,そんな感じがしたな,,
  
・子供たち

  預言の由来を知って,,子供たちは,どうなったんだ,,?? 別にそれで,Tylerの威光が堕ちたわけでもなさそうだ.

・Hugo

  もうこの辺になると,強引すぎる偶然の一致もなんでもこいや,の境地に.笑

  Mirandaの家族は,ハリケーンHugoのせいで全員なくなった.そのハリケーンにちなんで名をつけられた者が,あの,シカゴからやってきた飛行機のパイロット,,,

・再会

  よかった.二人再会しても,別れ別れになったあとの答え合わせがない.次のシーンではもう未来,これからのことを話している.

 二人が気づく前,子供が,Kirstenの持っている,Station Elevenをとって?走り去る.
  Station Elevenがなくなったときに,Jeevanに気づく.これも象徴的な気がした.



 Red Bandanasはなんだったのか,とか,Tylerは結構ひどいことしてたのに,,とかあるけど,,互いに許し合う,というようなことか.

 
  みんな,逃げたり,さまよったりしたが,最後は,戻るべき状態(家)に,戻った,,という話だった. 

  全然整理がつかないが,きっと,つかないままだろうと思うので,思いつくまま書き連ねた.

  最後,,子供Kirstenも観たかったな.



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