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2021年8月11日水曜日

[海外ドラマ] Cruel Summer S1E2


「Cruel Summer  シーズン1 エピソード2」 

 なんか面白くなってきた感じ.


 さて,前エピソードと形式は同じで,今回は
    1993/06/26, 1994/06/26, 1995/06/26
付近の話,らしい.

  素直に受け取ると,,前エピソードでは,せいぜい,6/21,22,23,24,25 のたった5日以内のできごとを描いたことになる.えーと,,そんなもんかな.

 たしかに,さらにその後の出来事を,1995年のJeanetteが,テープ(VHSですが,,若い人はわかるのか??)に録画したニュースを観る,のを見せることで視聴者に伝えていた.

 物語は,3つの時間軸がパラレルに進んでいるが,前エピソードでは,1994年のラストが,視聴者を引き込んでいく.

 前エピソードはJeanetteの回.今回は,Kateの回.


 ==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)


●1993/06/26 + その後

 Kateは,父がCandaceという女性と電話で話しているのを聞き,浮気を疑った.しかし,それは,父が母(Joyce)に内緒で旅行をプレゼントしようと,トラベルエージェントのCandaceに相談していただけだった.
 Kateは,母に父の浮気の疑いを告げていたが,間違いだったと謝った.しかし,そのときに,母に冷たく「今は話をしたくもない」と突き放されてしまう.

 母の意外なほど冷たい態度にショックを受けたKateは,初めて飲酒して公園で酔っ払ってしまう.そこへ庭師のScottが通りかかり,介抱を受け,家まで送ってもらう.その後,Kate家で語らうKate母とScott.実は二人は浮気していた.その現場を見てしまうKate.
 そのまま家を飛び出し,路上で途方に暮れていたところ,優しく声をかける男性がいた.Martinだった.

●1994/06/26 + その後

 救出されて間もないKateは,自分が居ない間,自分のがいるべき場所にJeanetteがそのままおさまり,何事もなく時が流れていたことにショックを受けていた.

 失踪前に母親に冷たく言われたことがまだ胸中にあり,母との関係はよくない.母は,すべて警察に話すべきだと言うが,気持ちの整理がつかないKateは警察に行こうとしない.

 Kateは,Jeanetteが監禁されている自分を見かけたのに黙っていた,とJamieを含め何人かに話していた.それが広がり,噂になっていた.

 Jamieの親友Benは中立の立場で,直前まで付き合っていたJeanetteに対し,ちゃんと話をしてやれ,と進言する.しぶしぶ了承するJamie.
 しかし,BenからのJamieのページャーへの伝言をKateが盗み見てしまう.その伝言内容の通り夜,公園へ行くとJamieとJeanetteが密会していた.影で見つめるKate.

 その場で,Jeanetteは,自分を信じてほしい,Kateは今大変なときで動揺している,そんな人の言うこと(自分が,監禁されているKateを見た,ということ)を信じられるか,とJamieに訴える.Jamieは,あらためて,本当にKateを見てないな,とJeanetteに確認し,Jeanetteは見ていない,と答える.その後,二人はキスをする.

 Kateはその一部始終を見てしまい,,その足で警察へ出頭し,Jeanetteは自分が監禁されていたのを知っていながら黙っていた,と訴える.
 証拠として,監禁されていた家で拾ったというJeanetteのネックレスを警察に提出するのだった.


●1995/06/26 + その後
 
 Kateは,パソコン通信で,拉致被害者のグループでチャットをするようになる.
 チャットで,もし,私がずっと正直ではなかった,とバレたら何が起こるかしら,,と問いかける.

 夜のランニングから帰ったKateは,Jeanetteが自分を訴えたことを知って,絶叫する.

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 Jeanetteは,各タイムラインで,容姿がまるで違う,および,画質の処理が全く違う(1993年は明るく,1995年は青みがかった暗いイメージ)などから,今どのタイムラインを見ているのかはそれだけでわかった.

 Kateに関しては,1994/1995年の違いが,,あんまりわからない(女性同僚がばさっと髪を切っても気づかないワタシ).ただ,画質の処理は統一されている感がある.

  さて,,大体の流れはつかめていると思うが,,わからないところがある.

・訴訟の状況

 前回のエピソードの1995年6月21日(誕生日)には,Jeanetteは,弁護士が来ているという父親に,どっちの弁護士? と聞いている.
  これは,この時点で2つの訴訟が進行しているということのように思う.お互いが訴えあっているのだろう,,,と.それぞれ違う弁護士を立ててるのかな,と.

 しかし,今回のエピソードで,初めて,Kateは,TVニュースで,自分が訴えられたことを知る.3つめの訴訟ではないだろうし,,,

 ということは,まず,まだ物語では出てきていないが,最初,KateがJeanetteを訴え,その後,Jeanette側が反訴の準備をしている,,のがエピソード1の場面なんだろうか.
 そして実際に訴えたのが,今回のラスト,なのだろうか.

・タイムラインの組み方

 ほとんど上と同じようなことだけど,,エピソード1とエピソード2を見た場合,それぞれのタイムラインは重なるのか,シリアルになるのか,ということ.

 1994年を考えると,,エピソード1で,最後,KateはトークショーでJeanetteを自分を見捨てたやつ,と言っている.エピソード2の最後,Kateは,警察に同じ内容のことを伝えている.

 これは,どっちが先かと言うと,合理的に考えて,警察に言っている方が先に決まっている.つまり,先のエピソードで起こった事象は,必ずしも後続のエピソードより前に起こったということはない,,ということでOK??
  そうなると,結構必死で考えないと時系列がわからなくなるな,,,(ワタシだけ?)

・Garden Partyってなに?

  アメフト同窓会? 前回は Jeanetteの誕生日,が軸だった.今回はこのガーデンパーティ.
 アメフトの選手だった,Kate父は当然いるし,当時のチームメイト?も出ている.そして,現役のQB Benも出ているし,Jamieも選手なのだろう.そして,JeanetteのイケてるアニキDerekもOBとして出ている.
 そういうことでいいのか,,ではなぜ,Martinが来てるかわからんし,,

・1995年タイムライン Kateは誰の前で踊ってる?

  The Cranberries - Zombie をBGMに Kateが踊っている.誰かが車の中にいる感じだが,,なんかヒントあったかな?

・前回エピソード内容だけど,,なぜ,Jamie(1994)はJeanetteを殴ったか?

  普通は,JeanetteがKateを見捨てた,というKateの話を聞いて,だろうけど,しかし,,そんな時間あったんだろうか,,すぐに,Jeanetteたちは駆けつけてたみたいだし,,


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  では,うだうだと,,

・The Cranberries - Zombie

  1995年タイムライン冒頭のKateが踊っている場面のBGM.最後,のジョギングシーンでも流れてる.何のメッセージかな,,爆弾テロで死んだ子どもたちを想った歌らしいが,,

・Kateはいいやつである

 前回のエピソードで,地味子のJeanetteは,闇が見える,という趣旨のことを書いたが,1993年タイムラインを見る限り,Kateは,まったく善しか見えない.
 Jeanetteおよびその母Cindyを嫌うKate母Joyceに対し,Jeanetteはsweetだと言っているし,さらに,卒業生代表でスピーチを期待されるほど優秀ってことだろう.
 いわゆる箱入りで育てられて,素直にここまできた(しかも頭もいい)としか見えない.
  
  それだけに,まず,父の浮気を疑い,それが間違いであるとわかり,気持ちが乱高下している中で,母親に冷たくあしらわれ,ショックを受け,最後に,母親の浮気現場を目の当たりにする,という波状攻撃で崩壊寸前になる,のはわからないでもない.

・パソコン通信(ダイアルアップ)

  なんと劇中でパソコン通信が出てきた.ま,,今のネットのチャットという扱いで良いと思うが,冒頭のぴーがーーーーーってのが,印象的なので,もしかすると,このパソコン通信が絡むシーンがこれからどんどん重要になってくるのかもしれない.

 今回は少しだけ,だが,ネット上の誰か,とチャットをするようになる.これは顔が見えない相手なので,意外な人がこの相手である,ということがありうる.

 Kateのチャットネームは  Traumarama79 . 相手のチャットネームは Berenice4 だ.誰だろう?

  79は,Kateがこのとき17or18歳のはずで,1995年なので,,あれ,,あわないな,,79年生まれということかと思ったが,,
  一方,Bereniceってのは普通に女性の名前のようだ.神話に出てくるようなので,たぶん,,意味をもたせてるんだろうな,,



・ミスリード

 このシリーズは全10エピソードらしい.ということは先はまだまだ長い.なので,,今時点ででてくる,怪しいな,とかいうのは,すべてミスリードのためのもののはず.

 Kateはチャットで,自分がいつも正直であったわけではない,ことを漏らしている.また,Jeanetteは,Kateは動揺していて,真実を話していない可能性がある,,ということをJamieに言っている.
 これから,Kateが,Jeanetteが自分を見捨てた,というのは,Kateが嘘をついている,という誘導に思える.が,,きっとこれはないな,,


 考えられるパターンは
1) Kate,Jeanetteともに真実を語っている
2) Kateが嘘をついている
3) Jeanetteが嘘をついている
4) Kate, Jeanetteともに嘘をついている
だが,上のことから2)はないのかな,と.

 つまり,Kateは,心から自分はJeanetteを見て,目が合い,そして,,助けが来なかったことでJeanetteは自分を見捨てた,と信じているのだろうということだ.

 一方,Jeanetteは,,ちょい怪しいところはあるが,,どうなんだろう,,

・(David) Lynch的シーンチェンジ

 ワタシが適当に名付けているだけで,正しい表現は他にあるでしょう,,エピソード1でもあったが,シームレスにタイムラインが行き来する.
 Kateが母親と口論する(1994)→Kateが階段を登る→カメラはずっと誰も居ない階段を映し続ける→Kateが階段を降りてくる(1993),という具合.

 エピソード1ではJeaneteが部屋にいる時,3つのタイムラインを行ったり来たりしてたように思う.

 なんとなく,,Lynch的だな,と.

・ Ben (1995)

  Jeanetteの弁護士と話をしている.どうも,,1994年にBenにはなにか重大なことが起こり,その遠因がJeanetteにあると思っている模様.遠因,というのは,Rube Goldberg Machineの例を出している.日本人的にはピタゴラスイッチ的に,,というとイメージしやすい.
 なにか,,が連鎖的に起こって,,最終的にBenに何かが起こり,その発端にはJeanetteがいた,というイメージだ.
 きっとこれから明かされていくのだろう.

・ページャー

 ページャーが出てきた.1994年だと,,,USもページャーだったのか,,いわゆるポケベル.
 日本はデジタル携帯電話のサービスは1993年に始まってる.デジタルのサービスは日本が一番早かったのじゃないかな,,ちがうかな.

・Kate誘拐

 最後,KateはMartinと出会う.そのまま,,あの家に行って監禁,ということなんかな.


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