「Cruel Summer シーズン1 エピソード4」
今回は
1993/07/15 1994/07/15, 1995/07/15
付近の話,らしい.
軸は Hartwoodでのキャンプ.
この3本のタイムラインがパラレルに進むのは続くようだ..
Kateの記憶は正しいのか,トラウマによって記憶が捻じ曲げられているのでは,,,という印象を抱かせる展開.
記憶があてにならんな,,と思うのは,同窓会などで,昔話をする時,同じ場所同じ時間にその場にいたはずなのに,みんなの「事実」が異なることが結構あること.
これは別にトラウマがあってのことじゃなくて,普通に起こること,,ましてや,異常な状況にいたら,,その時の記憶は意識せずとも曲げられてしまいそうな.
『Life of Pi』ってそういう類の話だったのじゃないかと.あれは,自分を肯定するための生きるための知恵なのかもしれない,な,と.
Kateにも何かしらそういうことが起こっている可能性はあるか,という展開.
==== ネタバレしてるョ (間違ってるかもだけど 笑)
●1993/07/15 + その後
Kate一家(義理の姉妹のAshも含む)はHartwoodでのキャンプへ.
Hartwoodでは,Jamieや,Jeanette兄のDerekもきていた.
また,以前,路上で途方に暮れていたKateを家まで届けたお礼に,Martinも誘われて参加していた.
Ashは,Kateの義理の父の実娘.KateとJoyceのことをよく思っていない.
夜寝付けないKateは,散歩していると,星を眺めているMartinと出くわす.家族内の問題をほのめかすKateに,自分の父は自殺した,と過去の辛い秘密を語るMartin.少し,心を通わせる二人だった.
●1994/07/15 + その後
Kateの身を案じて,話し相手になろうとするAshだが,Kateはあんたはカウンセラでも姉妹でもない,と突き放す.
Jamieにガーデンパーティの夜何をしていたのか聞く.公園でJeanetteと密会していたJamieは,Benとつるんでいた,と嘘を付く.
親の強い勧めでKateは,カウンセリングを受けることになる.待合室で,やはり,カウンセリングを受けに来ていた Mallory と一緒になり,話し合うようになる.
Kateとその母は警察に呼び出され,Jeanetteのしっぽを掴んだと勇んで警察へ向かう.しかし,ネックレスから指紋を採取するのは難しく,Jeanetteはそのネックレスは自分のものではないと否定した,と伝えられる.
帰宅したKateは,以前眺めていた,パソコン通信の誘拐被害者のフォーラムに参加する.
誰かいる? と呼びかけたKate(traumarama79)に Berenice4 が応答した.
AshはDerekと公園で会う.二人の家は対立関係にあるので密会に等しい.ブランコを揺らしながら,AshはDerekに Berenice Ⅳ って知ってる?と聞く.
パソコン通信でKateに応答したのはAshだった..
●1995/07/15 + その後
Kateの弁護士は相手は,Kateの話が整合性がとれているかという点で攻めてくるという.
しかし,Kateは,確かに,監禁されていたある日,窓から外のJeanetteを見つけ,そしてお互いに視線を交わした,と断言する.
Kate母は,家の玄関の扉に「Lier」と書かれた紙が貼られているのを発見,自分をより頼るように考えたMalloryの仕業ではないか,,と疑う.
例年のHartwoodのキャンプにMalloryも参加する.
Kateは,夜,焚き火を囲んで談笑する親たちのところへ行って,Anabellaという少女の話をする.
Anabellaは森へ入り,一人の大人の男と出会う.その男を信じたために悲惨な目に遭う,という話だ.
後日,Kateは,Malloryにカウンセリング時の自分の告白テープを聞く,,という.怖くてずっと聞いていなかったのだ.
すると,Kateは,救い出された日のことを話す時,,救出の直前にAnabellaに会った,,と話していた.
=====
・Kateの記憶が怪しい
まだまだ序盤でミスリードかとは思うが,この回は,Kateの記憶が歪んでいる,,かのような印象を抱かせるものだった.
前のエピソードで,Jeanette(1994)は,Jamieに,Kateはひどいことがあって動揺している.話している記憶が正しいと思えるのか,と問うている.
今回,弁護士(1995)は,記憶の整合性について攻めてくる,という.
このあたり,以前のエピソードで,パソコン通信の相手に,私は常に正直であったわけではない,と吐露しているシーンとつながる.
そして,Hartwoodの夜の話と,カウンセリング時の自分の発言(1994)である.Anabella,,架空の人格を作り上げたのか,というような気持ちになる.
決定的におかしい,と思うのは,Kateは,窓から外にいるJeanetteと目があったと言っているところ.
監禁されているのに,外が見えるような窓に近づくことが許されるだろうか,,
Kateを怪しいと思わせるためのミスリードが続いていると思っていたが,この発言を聞くとやっぱりおかしいのか,と思わざるを得ない.
Kateの行っていることがすべて正しいのであれば,どういうシチュエーションでJeanetteを見たのか(窓に近づける状況とは?),,
ここ,弁護士は突っ込むべきだと思うけどな.
ちなみに,,Kateの弁護士は,Vinceをインタビューしてた(1995)女性の弁護士の横に居た人だ.となると,どういうことだ,,わからん.
・ Kate & Mallory
前回のエピソードでさりげなく示唆されていたが,1994年から二人はつるんでいることになる.1995年時点では,Kateのsoul mate状態である.Kateは確かにMalloryを頼りっきりの感じがする.
・ Kateの母への不信感(1995)&Jamieへの不信感(1994)
1995年,キャンプ中に,自分は本当のことを話しているのに,,,と案に母親の不倫のことを攻める.1994年,JamieがGarden partyの後なにしていたか,,を聞く.当然,Jamieは本当のことを言えない(Jeanetteと会ってキスしていた)し,その嘘にKateは絶望的になる.
こうしてみると,世間で嫌われ者のJeanette(外からのプレッシャー)と違い,皆から腫れ物に触るように扱われている方のKateは,(身)内のプレッシャー(悩み)と対峙してたことになる.
・ AshとKate
1993年では,KateがAshにアプローチしている.これは,そもそも家族として仲良くしたい,ということと,自分が母親の不倫を知って悩んでいることの話し相手になってもらいたいという気持ちから,,だ.ただ,,どだろ,不倫のことを話せるだろうか,,たとえ,Ashと仲良くても,,,そう考えるのは,お嬢だったKateだから,ということなんだろうか,,
Ashは,実の父親をKate母に横取りされた気分なのだろう.心を通わす気持ちは毛頭ない.この感覚は納得できる.
1994年では,Kateは,Ashを突き放し,AshはKateに寄り添おうとして努力している.
明らかに部屋で,パソコン通信の画面を見て,Kateが覗いているサイト(チャットのフォーラム)を知る.
そして,Berenice4 としてKateのチャット仲間となる.直接では拒絶されるので匿名の誰か,としてサポートしようという考え.
・ Ash と Derek
最初時系列がわからなかった.
Derekと同じクラスの,,と電話をかけてきている女性がいる,というのは,1995年のタイムラインで出てきた.で,同じことを,1994年のブランコのシーンでAshとDerekが会話している.(最初ブランコのシーンは1995年かと思った)
Berenice4としてKateの相手をする画面,,が引いて,Ashが映る,,これが1994年,でいいよな,,
Berenice4 はクレオパトラの姉さんで,義理の姉妹,ということにもかけているのだろう.それで,Derekに BereniceⅣって知ってる?,と聞いている(1994).
Kateはチャットで,自分は常に正直であったわけではないと告白していた.これはAshが知ることになる.この情報はAsh→Derek (Jeanette側)と伝わっていくだろうか.
・ KateとMartin
今の所,,Martinに監禁されていたKate,,ということのはずだが,ここまででは,KateとMartinはすごくいい関係になっている.どっかで,,Martinが,可愛い女の子だから,,ということで豹変するのだろうか,,→ これは,,ありきたりすぎるしな,,
おかしいな,,1994年時点で,Kateがいなくなって1年,という会話があったので,もうすぐにでも,誘拐されてないとつじつまが合わないのに,,
とりあえず,まだまだひっぱっていきそう.
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