「The Bear S2E6/一流シェフのファミリーレストラン シーズン2 エピソード6」
エピソード6 を観た.
きつかった,,まじで,,ディナーのシーン,スティーブが救世主,と思ったら,,一気に地獄へ,,
現在から遡ること約5年ほど前,カーミーがコペンハーゲンで仕事していて,はじめてクリスマスに実家に戻った時の話.
これまでのエピソードで,カーミーは,将来を思いつつ,今を生きてなかった,と回想していて,一部には親のせいもある,と示唆していたと思う.
その一端の説明の回にも思えたが,そういう「辛さ」だったのかなぁ,,とは思う.
これがその辛さ,という回だったのか,たまたま色々ある中の一つ,という回だったのか,,,,
クリスマスの準備の慌ただしさの中で,みなが何かしらギリギリの状態で,躁の状態,あるいは,落ち着きがなく,皆が愛し合ってはいるが,相手のことを考えて,思いやることができない,余裕のない人の集まり,,において,張り詰めていたものが一気に爆発する,,ような.
母ドナは,やや精神的に不安定で,子どもたちをもてなさないとという使命感に押しつぶされている.そして,ある種,被害妄想に陥っている.普通誰も近寄りたくない.
一緒に住んでいるマイクは,いつものことだ,ほっとけ,そして,大丈夫か,とは絶対に聞くな,とナタリーに言う.
一方,ナタリーは,心配するのは当然で,大丈夫か,と聞くのは問題ない,と言い張る.これが冒頭のシーンだ.
そして,,,ディナーのシーン,スティーブが名スピーチでなんとか抑えたところなのに,ほころび始めて,その時,ナタリーは,つい,ドナに,大丈夫か?と訪ねてしまう.
スイッチが入ったドナは爆発する,,,,そういう流れだった.
落ち着いているのは,ミシェル,例の怖い人と付き合いのある叔父ジミー.ミシェルの恋人スティーブくらい? ミシェルはカーミーがいづらいことは理解していて,NYの自分のところへ来いと静かに誘ってくれる.
ジミーおじさんは,リッチーが奥さんのティファニーにいいかっこして嘘ついたことを見抜き,そっとフォローしてくれる.
他の連中はどうだ,,だめだ,,
マイクは,店のことでうまくいかないことを知っている,あるいは状況が悪いことを知っているので,カーミーが一緒に仕事をしようと言っているのにOKしない.
カーミーのメモ,イラスト? はシーズン1でロッカーの後ろから見つかった手紙,,か?? マイクが大事に持っていた,,記憶違いか??
カーミーは,コンペンハーゲンでの生活を,ものすごく楽しそうに語る.ボートに住んで,云々,,,!! これは今,マーカスがしていることそのものじゃないか,,
さて,,シーズン1は厨房の大変さを余すことなく伝えていたが,その手法で,(キッチン主体ではあったが)今度は,カーミーの実家での落ち着かなさ,まさに疲れる様を描いていた.
その中で各自の人間模様も出ていて,役者陣の演技に敬礼,状態.
ジェイミー・リー・カーティスは,ほんと,すごいな,と.リーの,噛み合わない嫌な感じもすごいし,優男のピアース・ブロスナンみたいなスティーブもすばらしい.
演技,演出のことは,素人なので分からないが,アップを多用するこのシリーズのような演出のほうがエキセントリックな感じは出しやすいのだろうか,,マスターショットが中心の撮り方だと,こんなに鬼気迫る大変さは出せないような? 圧迫感ありまくり.
クレアが登場して和むシーンが欲しかったな,,